マイケル・ジャクソンのことはほとんど知らない。

それまで僕が知っていたことと言えば、スリラーのダンスや、ジャクソン5の「I want you back」くらいで、特に熱をあげて好きでもなかった。
メディアで取り上げられるマイケル・ジャクソンはとても奇妙で、変わった人だな程度にしか思ってなかった。
それが、今ようやくすごい人なんだと気がついた。
マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」()を見てからだ。

きっかけは「THIS IS IT」のポスター。
見に行こうとは思っていなかったのに、なぜかその日はカラフルなポスターが気になった。
技術的にはフォトショップで簡単にできそうだと思ったのに、この色味は結構絶妙だなーと思ったら、急に映画が見たくなった。
僕と同じく特に興味のない彼女を誘って、その週末さっそく映画館にでかけた。

始まってすぐ、マイケル・ジャクソンの歌声にやられた。(めちゃくちゃきれい)
透き通る様なアカペラ。キレのいいダンス。20分くらいでこれはヤバいと思った。

全編を通して、バックダンサーやコーラス、バンドにスタッフ、みんなの真剣な姿勢に感動した。
この人達にとってはこれが仕事。なんてゆうか、仕事って本来こういうものなんだなと思ったし、こうでなくちゃいいものは創れないなと思った。
とにかく一挙手一投足が本気。しかもそれが大変そうに見えなくて、本当に楽しそう。
リラックスして見られる上に、何か心の底からみなぎってくるものがある。

この先、何回も見るだろうこの映画()。見ているだけで、モチベーションが上がる。